習慣化

習慣化においてやってはいけない4つのこと

はじめまして!

習慣化プロデューサーのえだちんです。
私は教育大学出身で、現在は人材育成会社で研修講師、組織の習慣化コンサルティングに従事している。

習慣化大学ではえだちんの学びや実体験を基に、人生を変える習慣や習慣化のコツをお届けしていく。

今回は「習慣化においてやってはいけないこと」ついて書いていく。

習慣化していく上でのポイントを発信していくが、やるべきことととやってはいけないことがある。
今回はやってはいけないことを紹介していく。

習慣化においてやるべきことを着実にこなしていてもやってはいけないことを1つでもやってしまっていたら続かない。そういう自分も過去続かなかった時にはやってはいけないことをやってしまっていた。

この記事を見ることで習慣化におけるやってはいけないことが明確になる。

習慣化においてやってはいけないこと

結論から言おう。
やってはいけないことは以下の通りだ。

モチベーションだけに頼ること
やる理由を明確にしていないこと
最初に大きなこと、たくさんのことをやろうとすること
いつ、どこでやるかを決めていないこと

この4つは習慣化においてやってはいけないことである。
なぜやってはいけないのか?その理由を見ていこう。

モチベーションだけに頼ること

モチベーションに頼ってはいけない。
これはよく聞く話かもしれない。

でも、自己啓発の多くにはモチベーションを高める方法やモチベーションをいかに保つかを問うてるものも実際に多い。

だが、習慣化において、モチベーションは信頼できないのだ。

モチベーションはコントロールしにくいから

モチベーションはコントロールしにくい。
モチベーションを常に、自由自在にコントロールできる人がいたら教えてほしいくらいだ。

なぜなら、モチベーションは感情に基づいたものであるからである。

感情には波がある。
感情が動くということはモチベーションも動く。つまり、不安定なのだ。

モチベーションを高めるための条件は人それぞれで、健康状態、精神状態、時間や場所、誰といるかなど色々な変数がある。

モチベーション頼ると行動できる時とできない時が生じて、習慣化が困難になるのだ。

こんな私も続ける上でモチベーションを上げようとコントロールしようと悪戦苦闘していた。ただ、その努力は間違った努力であると気づいた時に楽に続けることができるようになったのだ。

モチベーションが高いのは習慣を始めた時だけだから

さらに、モチベーションが高いには「よし、この習慣を頑張ろう」と決めた最初だけのことが多い。

モチベーションはだんだんと薄れていく。
だから「3日坊主」という言葉生まれているのだ。

習慣化においては何度も繰り返し行う必要がある。
しかし、モチベーションに頼るとモチベーションの消滅とともに習慣は止まってしまうのだ。

モチベーションは一時的には効果はあったとしても持続的ではないのだ。

では何に頼ればいい?

モチベーションに頼るのではないなら何に頼ればいいのか?

それは、「小さな意志力」である。

大きな意志力ではない。
ほんの小さな意志力でも動けるようにすることが大切だ。

小さな意志力でも動ける方法はこの後見ていくやってはいけないことにもつながるので続きを見ていってほしい。

やる理由を明確にしていないこと

やる理由を明確にしないと習慣化しづらい。
ただ、多くの人がなんとなくやりたいからということで理由を明確にせずに行動しようとしていることがほとんどである。

習慣化においてはWhy(理由)を明確にすることは必要不可欠なのである。

やる理由がないと義務になるから

習慣化において、「なぜその習慣をしたいのか?」という理由が明確ではないと「しなければならない」という義務感になるからだ。

義務になると苦痛になる。
苦痛になるとやりたくなくなる。そうなると続けられなくなるのだ。

習慣化する上で大切なのは義務ではないこと、権利であり、あなたの願望であることを脳に分からせることである。

理由がないと続けるうちに意味を忘れてしまうから

習慣化において何より大切なことは続けることである。
続けるうちに人は習慣を始めた時の気持ちや感情を忘れてしまうのだ。

そうすると、「なんでこれを続けているんだろう」「大変だからやめようかな」と続けるうちに本来成し遂げたい目的や理想を忘れてしまう。

人は目の前の快楽に流されやすいようにプログラムされている。
理由が不明確だとやる意味を忘れてしまい、やめてしまう可能性があるのだ。

ではどうすればいい?

簡単に言うと「しなければいけない」から「してもいい」「したい」という言葉に置き換えることが重要である。

やり方はなぜその習慣を選ぶのかを自身の欲望や価値観につながるまで問いかけることだ。

この時にカッコつけてはいけない。
自身の醜い欲望も書き出すことだ。

例えば「ダイエットのためにジムに行くことを習慣化」したい場合

・痩せて体重を10㎏落としたいから
 なぜ?
 ┗かっこいい体(セクシーな体)になりたいから
 なぜ?
 ┗異性にモテたいから
 なぜ?
 ┗女性とエッチなことをたくさんしたいから(男性)
 ┗周囲の友達が結婚して、結婚することに焦りを感じているから(女性)

私の場合はこうだ。
「カフェに行って習慣化大学のブログを書くことを習慣化したいのはなぜか?」

・自分の考え、価値観、経験を世の中に発信したいから
 なぜ?
 ┗自分の考え、価値観、経験をより多くの人に見てもらって気づきや勇気を与えたいから
 なぜ?
 ┗自分の考え、価値観、経験に影響をより多くの人に見てもらえると承認欲求が満たされるから(場合によってはお金を稼げるから)
 なぜ?
 ┗一度きりの人生、自分の納得する人生、多くの人からすごいなと言われる人生を歩みたいから

このように自身の欲望を言葉にして明確にすることが大切だ。

多くの場合、「お金」「健康」「承認欲求」「モテ」「野望」などに行きつく。
そこまで問いかけることができればあなたの習慣化の理由は明確になったことになる。

最初に大きなこと、たくさんのことをやろうとすること

最初に大きなこと、たくさんのことをやろうとすると習慣化しづらい。

だが、多くの人が陥りやすいことでもある。
特に理想が高い人や完璧主義の人はやってしまいがちである。

「どうせやるなら」「やるからには」と言って自分が続ける上で苦痛になってしまうレベルまで基準を上げてしまうことが多いのである。

脳は大きな変化を嫌うから

脳は大きな変化を嫌うため、いきなり大きなこと、たくさんのことをやろうとすると挫折しやすくなる。

人間にはホメオスタシスという環境や行動の変化を元の状態に戻そうとする性質がある。
大きな変化に直面すると脳はびっくりして飛び上がり、快適に感じられる習慣や環境へと戻ろうとするのである。
つまり、大きな変化には大きな抵抗が生じる。

言い換えると人間の脳はゆっくりとした変化だけを受け入れることができるのだ。

これは生存するためにはとても大切な機能であり、このホメオスタシスがないと急激な環境の変化や行動の変化によって生命の存続が脅かされてしまうのだ。

要するに、いきなり、大きな行動をたくさんやろうとすると続かないのである。

必要とするエネルギーが大きい習慣ほど実行しにくいから

必要とするエネルギーが大きいほど実行しにくいのはなんとなく分かると思う。
いきなり大きなことをやろうとするとかなり大きなエネルギーを使うことになるのだ。

必要とするエネルギーが大きくなることで以下障壁が生じる。
・最初の一歩が踏み出せない(行動できない)
・続けることができない(元の生活に戻ってしまう)

ではどうすればいい?

小さなことを少なくやることである。
とにかくスモールステップで始めることだ。

「えっ?これだけ?」と思うようなバカバカしいことから始めてみる。
それを続けていくことが大切だ。

  • 読書したいなら、本を開いて1行だけ読む
  • ランニングしたいなら、シューズを履いて外に出るだけ
  • 早起きしたいなら、15分だけ寝てみる

少しずつやることを増やしていけばいいが、「今日は疲れたな」「やる気ないな」と思ったら、小さなアクションに戻すことだ。

無理すると必ず続かないし、脳は負荷になることはしたくない。

とにかく、小さなことを少なくやることがコツである。

いつ、どこでやるかを決めていないこと

何かを続ける上で、いつどこでやるかを決めていないと習慣化されにくい。
だが、特にいつやるか、どこでやるかを決めずに始める人がほとんどだ。

やることを忘れてしまうから

いつ、どこでやるかを決めておかないとシンプルにやることを忘れてしまうからだ。

忘れてしまって後から思い出しても「まあいっか」「今からやるのめんどくさいな」となってしまう。

私も特にやることを決めていないとベッドに入って寝る前にやっていないことを思い出して今からやるのは厳しいなと思ってやらないことも何度もあった。

忘れないためにもいつ、どこでやるのかが必要なのだ。

習慣はタイミングと場所によって作動するから

習慣はタイミング(いつ)と場所(どこで)が固定化されていることで自動的に行動できるようになる。

逆に言うとタイミングと場所が決まっていないと毎回、意識して行動しないとならなくなる。

そうなると習慣化までに時間がかかるし、毎回行動に対して意識しなければいけないので負荷が大きくなるのだ。

習慣はタイミングと場所によって作動するからこそ、タイミング(いつ)と場所(どこで)が決まっていないと習慣化されづらいのだ。

ではどうすればいい?

シンプルにいつ、どこでやるのかを決めればいい。

「いつ」というのは時間というよりタイミングである。
理想は「○○の習慣をした後に××をする」という形で、今ある習慣の後にするのがベスト。

「どこで」というのは場所である。
場所と言っても具体的に決めるとより良い。
「家」というざっくりした場所ではなく、「家のデスク」「家のリビングのソファ」などだ。

具体的にはこうなる。

  • 読書を着替えてベッドに入った後(いつ)、ベッドの中で(どこで)本を1ページ読む
  • 朝起きて、着替えたら(いつ)、玄関で(どこで)シューズを履いて外に出てランニングする

このようにいつ、どこでやるのかを決めていないと習慣化されにくいのだ。

まとめ

最後まで見てくれてありがとう。

習慣化においてやってはいけない4つのことを紹介した。

〇モチベーションだけに頼ること
 モチベーションはコントロールしにくいから
 モチベーションが高いのは習慣を始めた時だけだから
〇やる理由を明確にしていないこと

 やる理由がないと義務になるから
 理由がないと続けるうちに意味を忘れてしまうから
〇大きなこと、たくさんのことをやろうとすること

 脳は大きな変化を嫌うから
 必要とするエネルギーが大きい習慣ほど実行しにくいから
〇いつ、どこでやるかを決めていないこと

 やることを忘れてしまうから
 習慣はタイミングと場所によって作動するから


もし、今回紹介したやってはいけないことをやってしまっていたら今すぐやめよう。

やってはいけない理由と合わせて「ではどうすればいい?」という内容も記載しているのでそこを参考に修正してくれ。

迷ったときには二つの選択肢がある。

やるか、すぐやるか

見てくれているあなたの人生、習慣が少しでもより良くなることを願って。

ABOUT ME
えだちん
【習慣化大学の習慣プロデューサー】 2000年生まれ。愛知県出身。 教育大学にて小学校、中学校、高校の教員免許を取得(理科)。大学を卒業後、人材育成会社にて研修講師、企業における教育の習慣化コンサルティングに従事。 モットーは「やるか、すぐやるか」「習慣が人を作り、人が習慣を作る」 学生教育、社会人教育に携わる中でどのような習慣を身に付けるかで人生が変わると実感し、ブログ「習慣化大学」を設立。 趣味はソフトテニス、サウナ。
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