はじめまして!
習慣化大学(このブログ)では教育大学出身かつ、現在人材育成会社にて講師、コンサルティングに従事する習慣プロデューサーえだちんの学びや実体験を基に、人生を変える習慣や習慣化のコツをお届けする。
今回は「メモで己を知る習慣」つまり、自己分析について書いていく。
この記事では以下の人に読んでもらいたい。
・正直やりたいことがない
・今の仕事やこのままの人生ではいけないと思いつつも何をしたらよいか分からない
・最近一生懸命になることがない
・達成感や充実感をあまり感じることができていない
今回は私が実際に行っているメモによって己を知る習慣についてまとめた。
私が実際に行っているメモの取り方、自己分析の仕方から実際に使っているメモやペンまで紹介していく。
なぜ、己を知る必要があるのか

「なぜ、己を知る必要があるのか?」この問いに答えなければこの記事を読む必要性すらなくなってしまう。
結論から言おう。
己を知ることでやりたいことが明確になるからである。
逆に己を知らなければ、迷う。何をしたらいいか分からなくなる。
それによって、会社や組織、周囲の人に流されてしまう。場合によっては利用されたり、搾取されたりしてしまう。
やりたいことが明確になる必要がなぜあるのかを簡単に見ていこう。
自分のやりたいことが明確な人ほど幸せ
一つ目の理由は自分のやりたいことが明確な人ほど幸せだからである。
一見、当たり前のように聞こえる。それは今も昔も変わらないかもしれない。
今までは情報も限られており、決まったレールを歩んでいけばよかったが、そのレールももはやない。やりたいことがなくてもある程度、幸せな人生を歩めたはずだ。
ただ、インターネットによって圧倒的に選択肢が多くなったことでその重要性はより増してきている。
なぜなら今の時代、誰しもスマホを持っている。
いつでも、どこでもインターネットにアクセスできる。
それによって色々な情報に溢れている。
さらに、X、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokなど様々なSNSによって個人の発信入れるようになったことでより情報量が増えて、選択肢が増えている。
情報量と選択肢が多すぎると何をしたいか分からなくなるし、何をしたら幸せかも分からなくなる。
人は迷うと行動できなくなる。熱中できなくなる。
そして、不幸になってしまうのだ。
つまり、やりたいことが明確で迷わない人ほど幸せになれるのである。
人間らしい生き方をしている人が生き残る
二つ目の理由はAIに代替できない、より人間らしい生き方をしている人が生き残るからだ。
これからの時代はAIや機械にもできることに価値はなくなってくる。
そうすると人間らしさ。具体的に言うと「感情」そのものに価値が集まってくる。
感情というと、「憧れ、すごい、楽しそう、悲しい、つらい、応援したい」といった様々な感情である。
周囲の人々にこれらの感情を生み出せる人はやりたいことに熱中している人間らしい生き方をしている人だ。
「自分は何者なのか」「今、何がやりたいのか」「これから何をやっていくのか」を明確にしていることがより重要になってくるのだ。
つまり、選択肢が多い中でも自分というものを理解し、自分の軸を持っている人には価値があるのだ。
己を知るためのやり方(自己分析)

ここからは具体的な己を知るためのやり方について紹介していく。
ここで紹介するやり方は「メモの魔力」でも紹介している内容なのでより詳しく知りたい人はぜひ読んでももらいたい。
何を書くのか
書く項目は大きく3つだけである。
①ファクト(事実や事象)
②抽象化
③転用
シンプルにこの項目を書いていくだけである。
ファクト(事実や事象)
ファクトでは起こった出来事をそのまま書いていく。
例えば
- 残業して嫌な気持ちになった
- 友人に○○ってまとめる力あるよねと言われた
- 友人に相談したら親身になって聞いてくれた
こんな感じだ。
ここには実際の行動や発言、それを受けた自身の感情などを書いていく。
抽象化
抽象化ではほかの出来事に対して意味づけして応用できる気づきにまとめることである。
抽象化は普段馴染みがない人は最初、難しく感じるであろう。
ただ、そんなに難しく考える必要はない。人はみな抽象化を無意識に行っている。
例えば、「鳥ってかわいいよね」という発言でさえもうすでに抽象化をしている。
鳥といってもニワトリ、ワシ、スズメなど様々な種類がある。それを一つ一つ呼ぶのではなく、鳥と言って抽象化しているのだ。
これは「What型」と言って、名称における抽象化で、他にも「How型」や「Why型」がある。ただ、今回は細かい説明は省略する。
己を知るための具体的な方法ではシンプルに事象に対して「なぜか?」と問いかければよい。
特に自己分析には「How型」や「Why型」を用いるので具体的な事例を基に後ほど紹介していく。
とにかく、意識していなくても多くの人が日常生活の中で抽象化していると思ってくれればOKだ。
このように一つ一つの事象に対して意味づけしてほかの出来事にも応用できる気づきを得ることが抽象化である。
転用
そして最後は転用だ。
転用では具体的アクションを書くことである。
抽象化によって得た気づきや教訓に対して、自分は今後どうしていくのか、何をするのかを明確にしていくことである。
具体的な行動が明確にならず、抽象化だけで終わってしまえば現実は変わらない。
抽象化して得た気づきや教訓を踏まえて、どのようなアクションを取るかを明確にすることが重要なのだ。
具体的やり方
書く内容は3つだけと伝えた。
①ファクト(事実や事象)
②抽象化
③転用
イメージしやすいように上記を書く上での思考のフローも書いておく。
①具体的な情報(経験や感情)を受け取る=ファクト
②①から他に転用可能な要素(気づき・背景・法則・特徴・教訓など)を抽出=抽象化
③②を別の何か具体的なものに転用
こんなイメージだ。
私の実際のメモも載せておく。


ノートは見開きで使う
写真のようにノートは見開きで使う。
そして、私は上記のように線を引いて区切っている。
日付・サマリ・標語を書く
上記のように区分けした中にそれぞれ日付・サマリ・標語を書く
日付は後から見返すときに重要である。
そして、サマリはページ全体の核を言語化し、標語では各セクションでの核を言語化していく。
サマリも標語も「一言で言うと何か」を書いていけば問題ない。
これを繰り返すことで抽象化能力も高まるのだ。
4色ボールペンによる色の使い分け
すべて黒色でメモを書くでも問題ないが、より分かりやすく、かつその場での判断力や発信力を高めていくためのメモの書き方として色の使い分けがある。
メモの魔力では以下のように紹介されており、私も実践している。
黒:ファクト(事実や事象)を書く 普段使い
赤:最重要なこと
青:やや重要なこと、引用・参照
緑:ファクトに対して自分が思ったこと(主観的な発想)
このような色の使い分けをしている。
実際使っているもの
実際に使っているノートやペンも紹介するので見ていってほしい。
ノート


ノートはモレスキン ノート クラシック ノートブック ハードカバー プレーン(無地) XLサイズ ブラックを利用している。
かなり値は張るが、高級感があり、書きやすい。
行動する上でも、続ける上でも自分のお気に入りの道具を使うのは効果的だ。
ボールペン

ボールペンは三菱鉛筆 多機能ペン ピュアモルトプレミアム 4&1 0.7 ブラックを使ってる。
ジェットストリームなら何でもよいという意見もあるかもしれないが、重厚感があり、書きやすいので気に入っている。
強いて言えばピュアモルトのグリップ部分が木なので長く書いていると疲れたり、痛かったりするのはネック。
一つグレードの低い一般的なモデルの三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリーム 4&1 0.5 ボルドはグリップ部分がゴムで比較的使いやすいのでこちらもおすすめだ。
こちらも私は読書用で使っている。
継続は力なり
やり方について紹介したが、一番大切なことは正しくやることよりもつたなくてもいいので続けることが重要だ。
私はこのメモの魔力による己を知る習慣を6年以上続けている。
続けることで上達するし、見えてくるものがある。
やり方が間違っていてもいいから始めてみよう。そして続けてみよう。
まとめ
以上が私が実際に行っているメモで己を知る習慣である。
メモの魔力のやり方を活用しながら自己分析を行っている実際の生々しいやり方を伝えた。
・己を知る理由は己を知ることでやりたいことが明確になることがある。
①やりたいことが明確で迷わない人ほど幸せになれる
②より人間らしい生き方をしている人が生き残る・書く項目
①ファクト(事実や事象)
┗具体的な情報(経験や感情)
②抽象化
┗具体的な情報から他に転用可能な要素
(気づき・背景・法則・特徴・教訓など)を抽出
③転用
┗抽象化したものを別の何か具体的なものに転用・一番大切なことは正しくやることよりもつたなくてもいいので続けることが重要
この記事を見た人はまず己を知るために何かしらアクションを取ってほしい。
道具を買うもよし、今あるペンとノートでまずメモを書いてみるもよし。
行動に起こさなければ習慣にすることさえできない。
まずやってみなければ始まらない。
迷ったときには二つの選択肢がある。
やるか、すぐやるか
見てくれている人の人生、習慣が少しでもより良くなることを願って。
これはCTAサンプルです。
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