はじめまして!
習慣化大学(このブログ)では教育大学出身かつ、現在人材育成会社にて講師、コンサルティングに従事する習慣プロデューサーえだちんの学びや実体験を基に、人生を変える習慣や習慣化のコツをお届けする。
今回は「思考・感情が整う書くという習慣」ということで、メモについて書いていく。
メモと言っても色々なやり方があるが、思考や感情を整えるためのメモの書き方だ。
この記事では以下の人に読んでもらいたい。
・モヤモヤと考えてしまいネガティブになる時がある
・頭に何か浮かんで、色々考えてしまい目の前のことに集中できないことがある
・自分のやりたいことを見つけたいが、何から始めたらいいか分からない
・現状を変えたいが、何から変えたらいいか分からない
・考える力を高めたい
書くことは小さな習慣かもしれないが、人生を大きく変える力を持っている。
思考、感情がととのうことで行動が変わる。行動が変わると習慣が変わる。
ぜひ、これを見ている人の人生が変わるきっかけになれば嬉しい。
私はこのゼロ秒思考を6~7年間続けている。
その私の実体験や書籍の情報を基に、思考・感情がととのうメモ術について紹介していく。
書くことの重要性(なぜ書くのか?)

なぜ書くのかを結論から言おう。
心の整理をし、考えをまとめ、深めるためである。
これが思考と感情をととのえることにもつながる。
具体的に見ていこう。
感情を言葉にすることでととのう
感情は言葉にすることができる。
言葉にすることで自分の感情を客観的に認識することができて、自然と平常心を保つことができる。
言葉にする上では遠慮や躊躇は不要だ。
欲望も憎しみも悔しさも全部そのまま思っていることを言葉にすることだ。
嫌な気持ちも認めたくない気持ちもすべてだ。
そうすることで全部吐き出した後には不思議と前向きになれる。すっと楽になる。
これは人は自分の感情を外に出すことで客観的に見ることができるからだ。
人は想像以上に正しく自分の感情を認識できていない。
そうなると人に対して言いすぎてしまったり、モノに当たってしまったりしてしまう。
感情が悪い形で出てしまうのだ。
紙にとにかく書きなぐることで自分の感情を吐き出し、心をととのえることができる。
思考は言葉によってなされる

紙に書き出していない、言葉にしていなければそれは考えていないも同然だ。
考えているふりをしているだけである。
なぜなら言葉にしていない、もっと言うと書き出していなければアイデアや考えが浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返しているだけでほとんど形になっていかないためだ。
書き留めないので蓄積されないし、忘れてしまうので思考も深まらない。
しかし、紙に書き出すことで状況は一変する。
思考が言語化され、紙に書き出されることで脳になんとなく浮かんでいたアイデアや考えが明確になる。そしてそれを客観的に見ることで冷静に判断することができるようになるのだ。
メモ書きのその他効能
上記二つがメインであるが、メモ書きの効能をまとめておく。
- 頭が整理される (思考・感情)
- 自信が出てポジティブになる (感情)
- 腹が立たなくなる (感情)
- 急成長できる (思考・感情)
メモの書き方
メモの重要性について見ていったが、具体的な5ステップについて見ていこう。
<メモ書き5ステップ>
①A4用紙を横向きに準備する
②左上にタイトルを書いて下線を引く
③右上に日付(20○○-××-△△)と書く
④左上から箇条書きで4~6行書く
⑤目安1分で書く
一つずつ順番に解説していく。
①A4用紙を横向きに準備する

メモを書く際にはA4用紙を横向きにして書く。この上なくシンプルだ。
ノートではなく、パソコンでもなく、iPadでもなく、スマホでもなく、A4用紙だ。
紙かつ、1テーマ1枚に書き出せるA4用紙がベストである。
すぐに書ける
これはパソコンやiPad、スマホではダメな理由だ。
パソコンやiPad、スマホのほうが手軽にメモが取りやすいという人もいるだろう。
ただこれらは立ち上げるのに少し時間がかかってしまう。
その間に頭に浮かんだ内容が飛んでしまう。
さらにデジタルデバイスはノイズが多すぎる。
メモ書きをしようと開いても、メールやSNSの通知があるとつい開いてしまって、
「あれ?何を書こうとしていたんだっけ」と忘れてしまう。
本末転倒だ。
メモ書きはスピード命。すぐに開いてノイズのないA4用紙がベストだ。
自由に気にせずに書ける
これはノートや手帳、またはパソコンやiPad、スマホではダメな理由だ。
ノートや手帳も紙ではあるが、A4用紙と比べて「高価であること」「綴じられていること」から気軽に書き散らすことがしづらい。
さらにパソコンやiPad、スマホでは無料だが、図や表などを書くことには向いていない。
さっと図や表、絵で表現しやすいのは紙である。
自由に気にせず書ける感情面と機能面に優れているのはA4用紙である。
整理がしやすい
これはノートや手帳ではダメな理由だ。
ノートや手帳は綴じられているのでそもそも切り離すことが難しい。切り離すことができても手間がかかる。
書いたメモを並べたり、仕分けしたりと整理するにはノートや手帳ではなく、A4用紙が最適である。
②左上にタイトルを書いて下線を引く

メモを書く際はA4用紙を横向きにした上で、左上にタイトルを書いて下線を引く。
タイトル(メモのテーマ)は何でもよい。
頭に浮かんだまま躊躇なく書く。
迷ったときは疑問形で書くと内容が書きやすくなる。
タイトルに下線を引く理由はタイトルを際立たせるためである。
内容とタイトルを区別するために下線を引く。シンプルで分かりやすい。
③右上に日付(20○○-××-△△)と書く

右上には年月日を入れる。
日付を記入する理由はあとから整理するときにいつ書いたかの情報が必要になるためだ。
おすすめは「20○○-××-△△」と省略形の書き方である。
例えば2025-7-29といった具合だ。
こうすることで一番見やすく、書く手間が少ない。
メモはスピード命。そしてハードルを上げないことが重要である。
④左上から箇条書きで4~6行書く

メモにタイトルと日付を書いたら本文を箇条書きで書いていく。
4~6行程度を頭に浮かぶまま、余計なことを考えずに感じたまま書く。
難しいことは考えずに言葉も選ばず、浮かんだ思考や感情を書きなぐる。
内容を書くうえでのポイントは3つある。
- 各行はダッシュ(-)始め、左寄せで書く
- 各行20~30字で長めに書く
- 4~6行以上書く
- 思いついた順番で書く
- メモのフォーマットは必ず守る
各行はダッシュ(-)始め、左寄せで書く
各行ダッシュ(-)で書いていくことでどれだけの項目を書いたのか一目瞭然だ。
そして、左寄せで書くことで右側に図や表を書くこともできる。
文章を後から追記することもできる。
各行20~30字で長めに書く
各行が短すぎると具体性が不足して、頭の中を言語化する練習や整理にならない。
20~30字程度あれば十分な内容にになる。
4~6行以上書く
メモの本文は4~6行を原則としている。
短くても4行、長くても6行という意味だ。
思いついた順番で書く
書いた4~6行の順番や構造は全く気にしなくて問題ない。
「考えて書こう」「きれいに書こう」「丁寧に書こう」とするだけで人間は途端に動けなくなる。
これは習慣化する上でも共通することだが、とにかくハードルは下げて書こう。
繰り返し書いていくうちに自然と分かりやすい順番で書けるようになっていく。
メモのフォーマットは必ず守る
とはいえ、先ほど伝えたメモの以下フォーマットは必ず守ってもらいたい。
・A4用紙を横向きに準備する
・左上にタイトルを書いて下線を引く
・右上に日付(20○○-××-△△)と書く
・各行はダッシュ(-)始め、左寄せで書く
よく、A4用紙を縦向きにしたり、ノートに書いたり、真ん中から書いたりとフォーマットとは異なる書き方をしようとする人がいるが、おすすめしない。
この書き方は「ゼロ秒思考」の著者が長い年月かけて編み出したフォーマットである。
すべてに意味があるし、工夫や意図が盛り込まれている。
書く上での内容や順番、量は気にせず書けばいいが、フォーマットは守ってくれるといい。
⑤目安1分で書く
メモはタイトル、日付、本文(4~6行)のすべてを1分以内に書く。
最初は時計を見ながら、1ページ1分以内に4~6行を書き終える。
1ページ1分としているのは急がないとあっという間に3分でも5分でも時間が経ってしまうからだ。
時間を十分にかけるとよいものができるとは限らない。
多くの場合、時間だけを浪費することになる。
例外的にどうしても書き足したい場合は15秒ほど延長するだけにしておく。
1分でメモを書くことに慣れてくるとこの15行は貴重なゴールデンタイムとなる。
高速で頭が回転している15秒だ。
とにかく、制限時間内にメモを書く。その時間は1ページ1分だ。
リアルな私のゼロ秒思考も載せておく。

ゼロ秒思考を継続するために
ゼロ秒思考を実践するために、そして継続するために私が行っていることを書いていく。
実際、私が習慣化した実体験を踏まえて書いていく。
現在使っている道具も紹介していく。
ポイントは以下3つだ。
- すぐに書ける準備をしておく
- いつ、どこで書くのかを決めておく
- まずは1日1枚でOK
すぐに書ける準備をしておく
メモはタイミングが命。
「後から書こう」「家に帰ってから書こう」では遅い。
思考や感情は鮮度が命なのだ。だからこそすぐにメモを取れるようにしておく準備が必要だ。
メモに必要なものはシンプル。「紙」と「ペン」だ。
A4用紙とペンがあれば十分だが、何を使った方がいいかも紹介していく。
A4用紙
言わずもがなA4用紙は必須だ。
ゼロ秒思考では1日10ページ程度書くことを推奨しているので最低10枚あれば問題ない。
ただ、予備も含めて20~30枚あると安心だ。
私は裏紙を使っているが、白紙のコピー用紙でも構わない。
裏紙である理由は使用済みの紙だと気にせず、ガシガシ書けるからだ。
ただ、正直裏紙がなければ真っさらな白紙のコピー用紙でも全く問題ない。
ペン

ペンも必須の道具である。
正直なんでも構わないが、1分間で素早く書けるペンのほうが適している。
私はゼロ秒思考の著者がおすすめしているパイロット 水性ボールペン Vコーン 0.5mm ブラック キャップ式 直液式 LVE-10EF-B × 5本を使っている。
※習慣化した人は10本入りを買うことをおすすめする。
このペンはとにかく書きやすい。さらさらと滑るように書くことができる。
ゼロ秒思考のメモ書きには最適だ。
メモを続ける上で、すぐに書ける準備をする上で道具にこだわることも大切だ。
バインダー

メモをいつでも書けるようにするためには「バインダー」もあったほうがいい。
机がある場所でしかメモが書けないとメモを書くタイミングと場所が限定されてしまう。
バインダーにA4用紙を挟んでおけば、机のある場所でもない場所でもメモが書ける。
よくユーチューバーがおすすめしているHINGE (Black)はおすすめできない。
私も実際に購入したが、返品した。
理由はA4用紙を挟む機能が極めて使いづらい。多くの枚数を挟めない構造になっており、挟む作業も一苦労である。
おすすめはセキセイ クリップボード クリップファイル 発泡美人 A4-E ブラック FB-2016である。
これはマジでいい。
丈夫で、クリップ部分も使いやすく、壊れない。
私はこのバインダーをかれこれ、6~7年愛用している。
最近、プライベート用としてさらに同じバインダーを購入した。
書くタイミングと場所を決めておく

メモは思いついたら書くでは習慣化されない。
大切なのはいつ、どこで書くのかを明確にしておくことだ。
いつは時間ではなく、タイミングだ。
タイミングが決まれば、場所もおのずと決まってくるだろう。
おすすめは「朝」と「夜」である。
どちらかで始めてもよい。
例えば
- 朝起きて、着替える前に自分の机で書く
- 会社に出社してすぐに自分のデスクで書く
- 帰宅して、すぐに荷物を置いてリビングで書く
- 夜寝る直前にメモを書いてから寝る
私の場合は
・朝、カフェに行って朝活を始める直前に1~3枚程度メモを書く
┗思考や感情をととのえてから作業に取り掛かるため
・夜、(夜飯、風呂の後)仕事のメモや仕事の準備をした後に1~3枚程度メモを書く
┗思考や感情をととのえて、夜熟睡するため
このような形でいつ、どこで、何をするのかを決めることで習慣化する。
詳しい習慣化のコツは別の記事で紹介しているので見てほしい。
大切なのはきっかけ(トリガー)を明確にしておくこと。
可能であれば何かの「ついで」にやる感覚だと続きやすい。
1日1枚でOK(とにかくハードルを下げる)

メモを続ける上で、とにかくハードルを下げることは重要である。
書籍「ゼロ秒思考」では1日10枚程度メモを書くことを推奨しているが、1日1枚からでいい。
とにかくハードルを下げて始めること、続けることが重要だ。
無理は禁物。
いつ、どこでメモを書くのかを明確にしたら1枚でいいので書き始めてみよう。
そして、できる限り毎日書いてみよう。
そしたら効果を実感できるともに、メモを書くことが習慣になる。
まとめ
今回は「思考・感情が整う書くという習慣」ということでゼロ秒思考の重要性、やり方、続けるコツを見ていった。
●書くことの重要性(なぜ書くのか?)
・心の整理をし、考えをまとめ、深めるためである。
・感言葉にすることで自分の感情を客観的に認識することができて、自然と平常心を保つことができる。
・紙に書き出していない、言葉にしていなければそれは考えていないも同然である。●<メモ書き5ステップ>
①A4用紙を横向きに準備する
②左上にタイトルを書いて下線を引く
③右上に日付(20○○-××-△△)と書く
④左上から箇条書きで4~6行書く
⑤目安1分で書く●ゼロ秒思考を継続するために
・すぐに書ける準備をしておく
①A4用紙
②ペン
③バインダー
・書くタイミングと場所を決めておく
・1日1枚でOK(とにかくハードルを下げる)
メモは小さな習慣であるが、人生を大きく変える力を持っている。
少しでも普段、モヤモヤを感じていたり、他ごとを考えて集中できなかったりするのであれば、試してもらいたい。
知識やノウハウだけあっても意味がない。
人生を変えるために大切なのは行動であり、習慣である。
迷ったときには二つの選択肢がある。
やるか、すぐやるか
見てくれている人の人生、習慣が少しでもより良くなることを願って。
これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。